運用ガイド(ADHD向けルール)
このカリキュラムを「途中でやめない」ための仕組みを最優先で設計している。
7つの絶対ルール
1. タイマー駆動(必須)
- 開始前に必ず Pomodoro タイマーをセット(25分 × 2-3本 + 休憩)
- 60分超えたら強制終了。延長禁止
- 「もう少しやりたい」状態で止めるのが翌日の燃料になる
2. 手ぶら帰宅禁止(ただしノートは強制しない)
- 1セッション = 必ず以下のどれか1つを残す
- コードコミット(GitHub)が基本
- ターミナルのコマンド履歴(
scriptのログ) - 動かしたコンテナや作ったファイル
- デイリーノートは廃止した。書く作業がだるい時の方が多いので、
git commitメッセージがその日のサマリ・GitHub の commit graph が連続記録の可視化 - 残せなかった日は「失敗」ではなく「設計ミス」。タスクが大きすぎた可能性
3. 5分ルール
- 詰まったら5分でClaudeに聞く・答えを見る
- 自力で考える時間は別途確保(朝の散歩中とか)
- 「悩む」と「学ぶ」は別物。ADHDは特に悩み時間がコストになる
4. 完璧主義の罠を避ける
- 7割理解で次へ進む
- 後で戻れる設計にしておく(章ごとに区切り、レベル設定)
- 「全部理解してから次」は最大の敵
5. 興味の浮気は歓迎
- ローテーションが固定されてるのは「興味が散らばっても戻ってこられる」ため
- その週のテーマから少し脱線するのはOK(記録だけ残す)
- 大幅脱線は「脱線ノート」に書き留めて、後でやる
6. 火曜日が一番危険
- 月曜のスタート熱が冷め、週末まで遠い
- 火曜は15分でいい。連続記録を切らさないことが最優先
- 「やった事実」が翌日のハードルを下げる
7. 週末リセット
- 日曜の夜に Week N のチェックリストを確認
- 達成度に関わらず次の週へ進む
- 未完了は次サイクルで巻き取る(同じ章にまた戻ってくるので)
1日の流れ(推奨)
がっつりモード(60-90分)
00:00 - 00:05 前日のコミット見返し・タイマーセット
00:05 - 00:30 メインセッション①(タイマー25分)
00:30 - 00:35 休憩・水分・ストレッチ
00:35 - 01:00 メインセッション②(タイマー25分)
01:00 - 01:15 ./sync.sh で同期&コミット
サバイバルモード(15分・火曜用)
00:00 - 00:02 タイマー15分セット
00:02 - 00:14 前日の続きを「1行だけ」進める
00:14 - 00:15 git commit(メッセージ1行でOK)
ご褒美設計
- 1セッション完了: 好きな飲み物
- 1週間完走: 普段買わないお菓子1つ
- 1サイクル完走(4週): ちょっと贅沢な外食 or 欲しかった本
- 12週完走: 自分への大きなご褒美を最初に決めておく
ご褒美は「達成したら買う」じゃなく「達成したから使う」。先に予算を確保しておく。
詰まった時の脱出フロー
- エラーメッセージをそのままClaude Codeに貼る
- 5分待っても理解できなければ「もっとシンプルに説明して」と頼む
- それでもダメなら「これを5歳児に説明するように」
- 概念が大きすぎる時は「最小の動く例を見せて」
やってはいけないこと
NG リスト
- 1日に複数領域を詰め込む(その週のテーマだけに集中)
- 動画を見る学習(手が止まる=ADHDの敵)
- 本を最初から最後まで読む(必要な箇所だけリファレンス的に使う)
- チュートリアル写経のみで終わる(必ず1箇所は自分でいじる)
- 連続学習日数を「自慢」にする(途切れた時の自己嫌悪が大きくなる)
黒岩 個人ルール(CAARS プロファイル反映)
CAARS 結果から「不注意優勢型 ADHD 傾向が極めて強い」「自己概念に軽度問題」が確認された。この個人特性に対する具体ルール。
学習時の必須セットアップ
- 学習開始時、Mac とスマホの通知を OFF(DND モード)。注意散逸の最大要因
- ブラウザは学習用タブだけ開く。Twitter/YouTube を別ウィンドウに隔離
- 作業ディレクトリを必ず固定:
~/learn/<topic>/dayXX以外で同じセッション中に作業しない cwdをプロンプトに表示(starship 設定済み)
タスク粒度のルール
- 「次の1コマンド」を毎セッション開始時に書き出す(抽象目標は実行されない)
- 例: 「Linux Day 2 を進める」← NG。「
cd ~/learn/linux/day02 && script ~/log/linux_day02.logを打つ」← OK - 25分で終わらないものは更に細かく切る
完璧主義の罠を緩める
- 7割理解で次へ(既存ルール強化)
- レッスン全部やらなくていい。セッション①だけで「完了」扱いにしてOK
- 改造課題は2-3行でいい
自己否定対策
- 「バカ」「無能」「落ちこぼれ」を自分に言わない
- 出てきたら、直近48時間の git log を見返す。事実が反証
- 比較は 過去の自分のみ。他人と比較しない
報酬の即時性を仕込む
- git commit を多めに: 1セッション 2-3 コミットを目安。小さな勝利を積む
- GitHub commit graph をブラウザのホーム or ブックマーク常設: 緑のマス目が見える化
- レッスン完了 = チェックボックスに
[x]を即入れる(達成感の即時化)
集中切れた時の保険
- 「5分でできる最小タスク」を毎レッスン用意
- 例:
git log --oneline -5で履歴見るだけ、tree -L 2で構造見るだけ
- 例:
- 続行不能なら 15分のサバイバルモードでその日を終わる
メンターへの接し方依頼(Claude 用)
学習者として Claude にこう接してほしい:
- 称賛は控えめに、事実列挙で
- 自己否定発言には 数値で訂正
- 「次の1コマンド」を毎回示す
- 学習中に詰まったら 5分以内に解決の道を示す
- 「頑張れ」「ファイト」のような励まし語禁止
集中・やる気の特性(本人申告)
- やる気は数日続くタイプ: 「日次」じゃなく「波単位」で動く
- 集中の質: 出る時は出るが滅多にない: 平均値では計らない
- 乗ってる自覚なし: 自分が動いている時に気付かない
- 最大の敵: 心配事 / 他の興味 / 通知
上記特性に基づく追加ルール
「波乗り型」学習設計
- 乗ってる日(数日連続でOK)は一気に進める。1日1セッション縛りを外す
- 乗らない日は最低限のサバイバル(15分 / 1コマンド)でOK
- 「毎日均等にやる」を諦める。波の山と谷を活かす
- 例: 月火水で 3週分進める / 木金は休む / 土日また再開
心配事の処理(最大の敵その1)
- 学習開始の最初の3分は「気がかりダンプ」: 浮かんでる心配事を Obsidian にざっと書き出す
- 「あとで対処」リストとして外部化することで頭から消す
- 学習中に新しい心配が浮かんだら、同じファイルに即書き出して継続
通知遮断(最大の敵その2)
- 学習開始時、Mac / iPhone を DND(おやすみモード) にする
- Slack / メール / SNS のタブを閉じる
- 緊急連絡が来そうな時間帯を避けて学習する
「乗ってる」の外部化(自覚なし対応)
- 私(Claude)が学習報告から「今乗ってる」を察知して伝える
- GitHub commit graph を週次で確認、緑が連続してる週 = 乗ってた週として記録
- 「自分が乗ってる時、何があったか」を後から振り返れる仕組み
メンテナンス
- 毎週末: 00_INDEX の進捗ダッシュボードを更新
- 2週に1回: このガイド自体を読み直す(運用が形骸化していないか確認)
- 1サイクル後: 振り返りを書き、必要なら12週ロードマップを再調整